(1)
なんとか貯金を増やせないかと思って、インターネットで出来るアルバイトをいろいろ探してみることにしました。
在宅ワークに登録すれば仕事が回って来るらしいのですがどうも、インチキが多いらしくてなかなか仕事も来ないらしいと私はがっかりしました。
いろいろ調べてみると在宅でパソコン教室を開いているというホームページがありました。
プロフィールを調べてみると、高校の先生をしている田口徹造さんという男性でした。
勤めている高校のホームページにもリンクが張ってあって、一応は安心できる人柄のようでした。
電子メールで生徒さんは何人くらい集まるのか聞いてみました。
するとすぐにメールがきて、生徒さんはすぐに集まるし収入もかなりになると返事が返ってきました。
私はそれはちょうどいいと思ってどうやって始めたらいいのか相談のメールを折り返しだしました。
すると徹造さんが「メールでのやりとりは大変だからボイスチャットで打ち合わせをしよう」とメールに書いてきました。
私はそれもそうだと思って、旦那の帰りが遅いとき旦那のパソコンでボイスチャットをすることにしました。
電子メールで時間を知らせてボイスチャットで待ち合わせをすると、パソコン教室の始め方などいろいろと親切に教えてくれました。
「よかったら見に来てもいいですよ、」と言われた場所は、私の家からもそれほど遠くない場所でした。
「奥さんいらっしゃるんですか」と私は聞いてみましたが、いま実家に帰っていて一人暮らしだと言います。
私は事情をもっと詳しく聞こうとしましたが、どうも離婚寸前で嫁さんが実家に帰っている様子で、詳しい話しは聞けませんでした。
私はいくら見学とはいえ一人で行くのは危ない気がして、行くのは断りました。
すると徹造さんは「最近旦那さんとはあっちのほうはどうですか」と話しをエッチな方に向けてきました。
私はやっぱりと思いましたが適当に返事をして相手にしませんでした。
しかし私がきっぱりとした態度を取らなかったせいか「いまどんな格好してるの、パンティーは何色かな」と言い出しました。
私はやっぱり危ない人だと思って、適当に話しを切り上げてチャットを終わりました。
近所の奥さんが遊びにきたとき、「あっちのほう最近どうなの」と聞かれて、「全然なのよ」と答えました。
「するといつからなのよ、気を付けたほうがいいわよ、浮気してるかどうか分かるいい方法があるから、やってみなさいよ」と勧められました。
「通販でお色気ネグリジェ買ってね、そんで夜寝るとき、それを着てね、今夜相手してくれなければ離婚だと言って迫るのよ」
「ホントに不倫してれば、いくらお色気ネグリジェでも効き目ないけど、仕事で疲れてるだけだったら、男は単純だからね」と言われてそれもそうだと思いました。
私は旦那のパソコンでインターネットの通販のページを探して、思い切りお色気のあるネグリジェを頼みました。
宅急便でネグリジェが届いた当日、私はさっそく、夕食のあとネグリジェに着替えて旦那がパソコンをしている部屋に行きました。
私は「今夜相手してくれなかったら離婚よ、いいの、わかってるの」と試しに旦那に迫ってみました。
旦那は驚いたような様子で私の顔を見つめました。
私は思いきってネグリジェの前のボタンをひとつづつ外して前を開きました。
ネグリジェとセットのお色気パンティーがよく見えるようにと、私はネグリジェの裾をたくし上げました。
旦那は「この色キチガイのドスケベ女」と吐き捨てるように言うなり、怒って家をでていってしまいました。
夕方になって、電話があり会社の同僚の奥さんでした。
「言うかどうかまよったんだけどね、あんたの旦那浮気してるの、相手はこの間のパソコンショーでコンパニオンしてた女の子なんだけどね」
「スタイル良くてね、アメリカ留学してた経験もあって、英語はペラペラだしね」
「ほらショーのあと打ち上げでパーティーやるでしょう、そのあと彼女のマンションまで送って行ってね」
「なんか意気投合しちゃったらしくてね、その日の内にもうやっちゃったみたいよ」
「彼女の両親は外資系の銀行に勤めていてね、いまニューヨークなんだって」とあることないこと話し始めました。
電話機を置くと、私は涙が出て止まらなくなりました。
私はしばらくして泣きやむと、今度は急に怒りがこみ上げてきました。
旦那になんとか仕返しをしてやろう、私も男と遊んでやろうという思いが体中に一杯になりました。
私はパソコンを付けてインターネットにアクセスしました。
徹造さんがインターネットにアクセスしているのが分かったので早速メッセージを送ってみました。
すると「最近元気ですか」とすぐに返事が返ってきました。
私は「今日は旦那がいなくて暇なんです」と誘って見ました。
徹造さんは「ビデオチャットをしませんか」と誘って来ました。
またきっとエッチな話しを切り出されるに違いないと思いましたが、もうなんでもいいと思いました。
ヘッドホンマイクを付けて待っていると、チャットに男のメッセージが入り、すぐに男の声が聞こえてきました。
しばらく世間話しが続くと、「どう最近旦那とは」と聞かれました。
「最近どうあっちのほうは、」と言われて、いよいよエッチな話しが始まると分かりました。
「一人でさみしいんじゃないの、さみしいときどうしてるの、」と聞かれて私は「さみしいときですか、いろいろすることありますよね」
「そうだね、テレビでも見るのかな、それともカラオケでもする、それとも一人でお酒を飲むの、まだすることあるよね、どう今してみない」と言われました。
「さあ、胸を自分で揉んでご覧、ゆっくりと指先を動かすんだ」と言われて、私は自分の胸を触りました。
「じゃあ、もう一方の手はあそこを撫でてもらおうか、一番感じる所を触るんだ」と言われてもう一方の手を花芯の上にあてがいました。
私はもうなにがなんだか分からなくなって、自分で指を使い始めました。
自分の喘ぐ声がヘッドホンから聞こえてくるともう自分でもなにをしているのか分からなくなりました。
「どうだ、これから可愛がってやるから、ちょっと出てこないか、そこの角にコンビニがあるだろう」と誘われて私はコンビニで徹造さんと待ち合わせの約束をしました。
コンビニまで歩く途中、私はいったいなにをしているんだろう、こんなことしてて良いのかしらと言う思いがこみ上げてきました。
しかし自分の体が男の体を欲しがっているのを止めることはできませんでした。
コンビニの前の交差点で待っていると、車が私の横で止まりました。
ドアが開いて、私は助手席に乗りました。
車が動き出すと「ちょっとあなた、内の旦那と浮気してるでしょう」といきなり女性の甲高い声が私の耳に響いてきました。
「証拠はちゃんとあるのよ」と言われて私は訳が分からなくなりました。
「さっきチャットに出たのは私よ、ボイスチェンジャーを使って男の声だしてたの」
「もう二度と旦那とはつき合わないようにしてもらいますからね」
そう言い終わると車はラブホテルに入って行きました。
部屋に手を捕まれて引っ張り込まれると、部屋の中には数人の人相の悪い男達が待ち構えていました。
「たっぷり可愛がってあげてね、女の喜びを教えてあげて」と言って笑うと女は部屋からでていきました。
欲望の嵐が私をなぎ倒し、強い風が私の体を突き刺すように吹き付けてきました。
時間が止まったまま、征服の杭が私の体をもてあそび続けました。
激しさと優しさを繰り返しながら、征服される喜びが体に流し込まれてきました。
体の震えが止まらなくなると、すぐに次の杭が打ち込まれてきました。
繰り返される欲望の儀式は、時の流れが止まったように終わることがありませんでした。
(完)




